logbog 旅するように生きる

1993年生まれ。高校生で摂食障害発症。今も自分の心地よい生き方を模索しながら小規模多機能居宅介護施設で作業療法士してます。

ゆるりと住み開きがしたい。

アウトプットが大事と思いつつ、紙ベースの日記にはまりブログが完全にストップしていた。書かない間にもいろんなことがあった。

そんな中でも、最近、私は3年半の1人暮らしを一旦休憩とし実家に戻った。
1人暮らしは私に沢山の思い出を残してくれた。そして、思い出を振り返えると私がやりたい事のエキスがたくさん詰まってると思ったので忘れないように残しておこうかな。

 

私は2016年9月に1人暮らしを始めた。

引っ越し先は団地で6階には私の職場があり私は3階に引っ越した。
全然職場と関係ない人も住んでいるから社宅ではないけど感覚としては社宅のようなイメージだ。

通勤時間徒歩1分。
その上、ファミリー向けの団地で私が越した部屋は3LDKというなんとも1人には贅沢な部屋だった。私はそのうち2部屋を職場に倉庫として貸し住むことになった。
それでも7畳の一部屋とそれと同じくらいのリビングがあるというなんとも広い部屋だった。

この団地に引っ越したきっかけ


1つは実家での暮らしがいよいよしんどくなったからだ。
私の家族は元々、仲が良いとはいえず両親は喧嘩ばかりしている。それは小さい頃からしんどかったけど、それに加えて、私が社会人になり毎晩、夜中まで仕事で日付を越して帰ってくる日々が続いたり、夜勤があったりで早寝早起きの母とは完璧に生活リズムが異なった。ちょっとの物音で起きる母にとっては毎晩、ストレスがかかりお互い感情的に言い合う、価値観の押し付け合いになり家の中はかなりぎすぎすしていた。
だんだんと1人暮らしをしたい思いが募っていった。それに加えて、1人暮らしをして摂食障害から回復した人の話を聞いたり色んな事が重なり1人暮らしをしようと決意し、親に黙って物件を探していた。
そんな矢先、社長から団地に住むことを提案された。
もともと私は会社の理念の「地域を1つの大きな家族に」という人との繋がりを大事にしている部分に惹かれて入社したので、職場と同じ地域に住めるのはとても美味しい話だと思い、すぐに引っ越しは決まった。
親に黙って進めていたので初めは猛烈に反対された。そもそも摂食障害の症状もかなり残っていたので1人暮らしなんて到底無理だと思われていた。
でも負けず嫌いの私は無理と言われるとやりたくなるというなんとも天の邪鬼で強引に引っ越した。

結果、摂食障害の症状も親との関係も距離を置いたことでおたがい冷静に振り返ることが出来、良い方向に進んだ。
距離を置くって大事だ。

 

1人暮らしの間、色んな事があった。

たまり場

私の部屋は広いのでこの3年半で色んな人が遊びに来てくれた。

職場の人、趣味のボルダリングの仲間たち、幼馴染などなど色んな人が遊びに来てくれては、一緒にご飯を作ったり、誕生日会をしたり、飲み会を開いたり、ゲームをしたり、対話を重ねたり、みんなそれぞれ心地がいいと気に入ってくれて何回も遊びに来てくれた。

幼馴染に限っては実家でギターの練習ができないからと私が仕事をしているのに職場に鍵を借りに来て自分の家のようにギターの練習に来ていた。(笑)

でも代わりに夕飯を作ってくれていたりお互いウィンウィンでとてもよかった。

 

ゲストハウス

遊びに来た友達や遠くに住んでいる友達が遊びに気がてら泊まりに来てくれたり、職場に研修に来た人の宿泊場所になったり、いろんな人が泊まりに来た。さすがに研修者が1週間続いたときは知らない人との共同生活で疲れたけれど、自分にとって心地よい空間にしたインテリアをみんなが気に入ってくれたのはうれしかったし、家にいながらいろんな人と話せて楽しかった。普段広い空間に1人なので部屋もその部屋に見合った人数がいる事できっと喜んでいたと思う。(笑)

 シェルター

私の友人の何人かはやっぱり家族との関係がよくなかったり、いろいろ心の病気を持っている子がいる。時たま、私の家はそんな友人たちの避難所にもなっていた。親と喧嘩したから泊まらせてとか、家が居場所だったけど病気の症状で家も居心地が悪くなったとか。私が良くも悪くもあまりもてなさいのが良かったらしくみんな気兼ねなく自分の家のように過ごしてくれた。私も構わず用があるときは外にでたり、しんどくならないようにはしていた。

住み開き

思えば小学校の頃も親が共働きなのもあり我が家は子供たちの楽園でいつもたまり場になっていた。それがすごく楽しかった思い出がある。だから、そんな風に家に人を招くのは私の中では自然なことでそこでもてなすこともなく、好きに使ってというのが自然だった。人とずっといるのは疲れてしまうけれど根本寂しがりで、1人暮らしをしながらも時たまこうやって心地いい人たちが遊びに来てくれることはとても私にとって幸せな時間だった。

思い出を振り返っていてきっと私、ゲストハウスしたいなとかCaféもいいなとか色々思うのは、こんなふうに色んな人たちが気兼ねなく集まれる場を作りたいんだろうなと思う。まあ、作るっていうのはなんだかおこがましいから、こんなふうに住み開きのように自分が好きな本や家具を置いた空間を一緒に心地よいと思ってくれてる人たちが自然に集まってきてくれる場が出来たらいいな。と思う。

そしてこんなふうに無理せず今の自分に合った方法でできる事をしていくうちに、自分の友達だけでなく+もう少し世の中に開かれた、自然と人が心地よいと集まってこれる場が作れたらいいな。

 だからこそ、ちょっと心をオープンに、そしてあまり思考を固定化せず、いろんな人からいろんなことを吸収できる素直さをもっていたい。風通しのいい人でありたいな。