logbog 旅するように生きる

1993年生まれ。高校生で摂食障害発症。今も自分の心地よい生き方を模索しながら小規模多機能居宅介護施設で作業療法士してます。

1日の閉じ方。私にとっての家。

先日、私の家で クライミング趣味仲間 4人で友人の誕生日会をした。

友人と言っても歳は 15くらい上の方だけど。

 

家にこんなに長くいるのはやっぱりこの前に友人たちが来た時ぶりだなと思い

それを話したらみんなは家で過ごす時間がもっと多い事を知り

私にとっての家ってなんなんだろうと今日思った。

私は今、団地の一室に職場があり同じ団地の違う階で

通勤時間30秒という環境で1人暮らしをしている。

この団地はファミリー層向けの団地で今住んでいる部屋は

3LDKというとても1人では使いきれない部屋に住んでいる。

と言っても玄関入って手前の2部屋は会社のもので実質私が使えるのは奥の1LDK。

それでも1人では十分すぎる広さで

ベッドにソファー、机、本棚をおいても大人5人は雑魚寝できる。

キッチンも大人4人が入れる広さというなんとも贅沢な暮らしをしている。

 

でも多動な私は毎日外に出掛けるので夜寝る前に少し過ごすだけの場になっている。

なのでこうやって友人が来て家に長くいるとなんとも不思議な感覚になる。

家にいる事は嫌いではなくむしろ人を家に呼んだりする事は好きで

いつかゲストハウスのような事ができたら楽しそうだなと思うこともある。

だけど今1人で家にいるとなぜか外に出てしまう。

 

振り返ると小中学生の頃、両親が共働きだった我が家は

どんなに騒いでも散らかしても怒られない子供たちにとってはまさに天国で

よく友達が来ては家で遊んでいたと思う。

でも思えば私は小さい頃から日中に家にいる=誰かが来ているという時だった。

子供の頃から1人だと家は夜過ごすくらいの場所で

達や近くの祖母の家や図書館に行ったり

ひたすら自転車こいで遠くまで行ってみたり散歩したり外にいることが多かった。

学校から帰って家で夜まで親を待つのは子供ながらに怖かったのだと思う。

反面、日曜日、両親が休みだと両親が喧嘩になることが多く

その間に入るのが嫌で避難するように外に出ていた。

 

大人になって自分が自由に使える家ができた上にせっかくの1人暮らし、

家で過ごす事を増やしてみようとインテリアも自分なりにこだわり

今の家の雰囲気は大好きな空間になっている。

にもかかわらず 私は家で1人での過ごし方がわからず外に出てしまう。笑

外で普段している読書とかしたらいいのだろうと思うけどなんだか落ち付かない。

 

よく親や友達にはインテリアをこだわったのに家にいないなんて

もったいないと言われる。確かにそうだなとも思う。

でも去年の9月、職場の研修関係で我が家が約1週間研修者の宿泊場になった時、

宿泊者はもともと知っている人だったので大丈夫かなと引き受けた。

でも2日目あたりで宿泊場にし仕事終了後に職場の仲間の前で

「どこに行っても人がいるー!」と叫んで駄々をこねた。笑

私は1人の時間を大事にしている人なので周りは予想はできていたようだけれど。

 

仕事で1対1で人と関わる事が多く

人と関わることにエネルギーを使う私は仕事が終わった時はどっと疲れがくる。

でも疲れているのに寝られず普段仕事が終わった後、

自転車をこいだり、散歩やボルダリングに行ったり

体を動かすことで発散している。

そして寝る前に音楽を聴きながら日記を書いたり

翌日のご飯を作ったりしてなんとなくリフレッシュというか

1日を閉じる作業をしているのだと思う。

宿泊者が来たことで少しはもてなさなきゃと気を使い

普段のリフレッシュができなかったことで

ほぼ家にいないけどその夜の1人の数時間の大切さを実感した。